最低限必要なカードマジックの技術|マジックの基礎知識

最低限必要なカードマジックの技術・技法

当サイトでは、難しい手先の技術がなくても楽しめるマジックだけを紹介していますが、最低限、必要なカードを混ぜる、順番を入れ替えるなどの技法の種類とやり方を解説します。

シャッフル

カードを混ぜるテクニックの一種です。

いろいろな方法があり、どんな方法で行っても良いのですが、ここでは、日本で最も一般的なジャパニーズヒンズーシャッフルといわれるシャッフル方法を紹介します。(花札やUNOなどのカードを混ぜる方法と同じです。)

【やり方】

カードの束を左手に持ち、カードの上辺を人差し指、横辺をその他の指で支えます。右手の親指と中指、薬指でカードの下から3分の2ほどを引き抜き、束の1番上のカードに重ねます。

シャッフルのやり方

続けて、右手にあるカードの上から3分の1ほどを左手の指で押さえ、またカードを引き抜き、束の1番上のカードに重ねる。これを繰り返します。

シャッフルのやり方2

リフルシャッフル

カードを反らせて、パラパラ弾くことを「リフル」と言います。リフルを両手でしながら、カードを混ぜ合わせるのがリフルシャッフルです。

やり方

カードの束を半分に分け両手に持ちます。親指を使ってカードを反り返らせ、右のカードと左のカードの一部が、交互に重なり合うように落としていきます。全て落とし終わったら、そのまま両端を中央に押し込んでカードを揃えます。

リフルシャッフル

フォールスリフルシャッフル

フォールス(false)とは、「不正の」「偽りの」といったような意味です。カードをよく混ぜたように見せかけて、束の1番上にあるカード(もしくは上から数枚)や1番下にあるカードを変更したくない時に使います。

「やり方」
リフルシャッフルをする時に、右手に持っている束の1番上のカードを動かしたくないたい場合は、左手のカードを全て落とし終わってから、最後に右手の数枚を落とします。

左手に持っている束の1番下のカードを動かしたくない場合は、最初に左手のカードを数枚落としてから、あとは普通にリフルシャッフルするだけ。テクニックとも呼べない簡単なコツです。

次に挙げるフォールスカットと併用すると、より効果的に相手を騙すことが出来ます。

カット

カードの束の上下を入れ替えることをカットといいます。束の上下が入れ替わるだけで、カード全体の並び順は変わりません。

これを何度も繰り返すと、バラバラに混ざったように見えるので、カードマジックではよく使うテクニックです。 いろいろな方法がありますがここでは、最も簡単なテーブルの上で行う方法を使います。

「やり方」
カードの束の裏面を上にしてテーブルの上に置き、上半分をとって下半分のカードの横に置き、その上に下半分を重ねます。

カットのやり方1

カットのやり方2

フォールスカット

束の1番上のカードから1番下のカードまで、順番が全く変わらない(やる前の並び順と全く同じ)カットの方法です。つまり、カットしたように見せかけて、実はしていないのです。

ここでも、最も簡単なテーブルの上で行う方法を紹介します。

「やり方」

カードの束の裏面を上にしてテーブルの上に置き、上から3分の2ほどを持ち上げて、少し離した横に置き、さらに、カードの上から半分ほどを、2つの山の間に置きます。

次に、1番右端にある山を、左端にある最初につくった山の上に置き、その上に、間にあった山を置きます。

フォールスカットのやり方

フォールスカットのやり方

あまりにもゆっくりやると、バレてしまいますが、すばやくやると普通の人にはまず分かりません。2回繰り返すと、もっと良いでしょう。

リボンスプレッド

リボンスプレッドは、テーブルの上にカードを広げる技法で、特にできなくても構いませんが、早くカードを広げられ、見栄えがするので覚えておくと便利です。

もし、できない場合は、少しずつゆっくりカードを広げてください。

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