偶然の一致|バーベットマジックの種明かし、やり方の解説

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偶然の一致|バーベットマジックの種あかし

これぞ、究極のセルフワーキングマジック!?ただ手順通りにカードをめくるだけで、相手のカードとあなたのカードが一致してしまいます。現象が弱いのでバーベットの演出にしましたが、相手はかなり不思議がってくれます。

実演動画

準備

トランプ1組から絵札とジョーカーを抜き出し、数字のカード40枚だけを用意しておく。

※52枚のカードでも出来ますが、演技が長くなるため40枚にしてあります。

手順1

40枚のカードをよく切り、相手の女の子に1~10までの中で好きな数字を1つ言ってもらう。手持ちのカードの1番上から1枚ずつ、相手が言った数字の分だけ表向きにめくって場に重ねていく。
(相手が5と言ったと仮定。その場合は5枚、場にめくって重ねる。)

手順2

5枚目のカードを見て、その数字の分だけ同様にカードをめくる。(仮に5枚目のカードの数字が9だった場合、もう9枚表向きにめくる。)

9枚めくったら、9枚目のカードを見て、その数字の分だけカードをめくる。それを、もう配るカードがなくなるまで続け、最終カードを決める。

※めくったカードの数字が5で、手持ちのカードの残りが4枚以下だった場合は、そこで終了。最後にめくったカードが最終カードとなります。(ちょうど手持ちのカードがなくなって終了する場合もあります。)

手順3

カードの順番が手順1の最初の状態と変わらないように、また裏向きにカードを持ち、今度はあなたの番。相手が最初に言った5とは違う数字を言って、もし最終カードが同じになったらと言って賭けを持ちかける。

あとは同様にカードをめくり続けていくと、6分の5(約83%)の確率で相手の最終カードと一致する。

最初の数字と違う数字を言えば、当然、途中で中継するカードも違ってくるので、最終カードが一致することは滅多にないと念を押しておくと良いでしょう。

手順4

実演動画では1回で最終カードが一致しているが、万が一、6分の1の確率ではずれてしまったら、女の子に泣きの1回をお願いし、カードを切り直してもう1度行う。(賭けの条件を相手にとって良いものに変えても良い。)

2回連続で外れる確率は3%(たぶん)しかないので、2回目はほぼ勝つことができる。2回連続外れてしまった場合は、諦めて女の子の奴隷になる。

補足

このトリックはクルスカル原理というものを利用しているらしいですが、詳しくは「続マーチンガードナー・マジックの全て」(東京堂出版)という書籍に記載されています。簡単マジックのタネや発想のヒントになるトリックがたくさん載った良書です。宜しければ読んでみてください。

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