女子の携帯電話番号をゲットするカードマジック|セルフワーキングカードマジックの種明かし、やり方の解説

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女子の携帯電話番号をゲットするカードマジック|セルフワーキングマジックの種あかし

電卓でいろいろな計算をして女子の携帯番号を当てるマジックがありますが、かなり有名なトリックなので、タネは知らなくても「あっ、それ知ってる~。」なんて言われることがあります。

そこで、カードを使って携帯番号を当てることはできないものかと考案したのがこのマジックです。

コミュニケーションのきっかけ作りに良いマジックですので、ぜひお試しください。

実演動画

用意するもの

トランプ1組。メモ用紙2枚とペン。

準備

特になし。

手順1

「スマホをちょっと見せてもらっても良い?」と言って、相手の携帯電話を、テーブルの上に出してもらい、次に、携帯番号の11ケタの数字の内、最初の3ケタ(090,080,070の部分)を聞いておく。

手順2

「じゃあ、トランプを使って面白い実験をしてみましょう。

まず、あなたの携帯番号の4ケタ目と同じ数字のカードを私に見えないように抜き取って、テーブルの上に裏向きに置いてください。 マークは何でも構いません。

次に、5ケタ目の数字と同じ数字のカードを抜き取って、テーブルに置いたカードの上に重ね、以降、順番に11番目のカードまで、8枚を積み重ねていってもらえますか?

例えば、携帯番号が1234-5678なら、最初にエースを裏向きに置き、その上に2,3,4,5,6,7,8と8枚裏向きに重ねてください。0のカードはないので、代わりにクイーンを使ってください。」

手順3

相手が重ね終わったら「間違っていませんか?念のため、私に見えないように、カードの順番を確認してください。」と言う。残りのカードはテーブルの横に置いておく。

確認が終わったら、8枚のカードを裏向きのまま受け取り、「では、順番をバラバラにしてしまいましょう。」

手順4

受け取った8枚のカードの1番上のカードから順に、左右2つに分けながらテーブルの上に、1枚ずつ全部配る。

左、右、左、右、左、右、左、右と配り4枚ずつの山を2つ作るということです。

配り終わったら、左側の4枚の山の上に右の4枚の山を重ねて手元に回収する。次にもう1度、左右に分けながら配り同様に回収する。

手順5

回収した8枚のカードの表面を相手に広げて見せて、「少ない枚数の時は、こうやって、左右に配りながら混ぜると、よく混ざるんです。もう完全にバラバラになっていますよね。では、念のため、もう一回やりましょう。」

カードを裏向きに戻しもう1度、左右に分けながら配り、左側の山の上に右の山を重ねる。(同じ作業を合計で3回繰り返すということです。)

よく混ざって、順番がバラバラになったように思えますが、実は、3回繰り返した時点で、山の1番上のカードから順番に、相手の電話番号順にきれいに並んでいます。(最初の状態とは逆の順番で並びます。)

配る順番と回収する順番を変えると失敗するので、必ず左から配り、左の山の上に右の山を重ねてください。

手順6

「では、よく混ざったこの8枚のカードを、残りのカードの間に挟んでしまいます。」

テーブルの横に置いてあった残りのカードの山を、適当なところで半分ほど持ち上げ、テーブルに残った下半分の山の上に、8枚のカードを置き、その上に持ち上げた上半分の山を置き1つの山にする。

この時、さりげなく持ち上げた上半分の山の1番下のカードをチラッと覗き見して覚えてしまいますが、ここではダイヤの8だったとします。 (これがキーカードになります。)

この手順は、全て自分で行っても良いですが、「では、テーブルの上のカードを適当なところで半分ほど持ち上げて、横に置いてください。」と言って、相手に分けてもらってから、8枚のカードを、分けた「下半分」のカードの上に置いてもらい、その上に、あなたが「上半分」のカードを重ねた方がフェアな演出になるでしょう。

(この場合は、上半分のカードを重ねる時に、1番下にあるカードを覚えます。)

次にテーブルの上で、束を3、4回カットする。(相手にも1、2回カットさせると効果的です。)

これで、相手はさらにバラバラに混ざったように錯覚しますが、8枚のカードは電話番号の通りに並んだままです。

カットはなるべく早く行い、持ち上げたカードを置く時に、バンバン音を立てて、出来るだけ適当にカットしているようなお芝居をしてください。

手順8

「これで、さっきの8枚のカードは、どこにあるかも分からなくなりましたが、この状態で、あなたの携帯番号を当ててみましょう。」

束の表面をあなた側に向けて広げ、手順6で覚えたカードを探す。

覚えたカード(ダイヤの8)のすぐ手前(右利きの場合、すぐ右側)のカードが、相手の電話番号の最初の数字になり、8枚連続で並んでいるので、これで相手の電話番号が分かる。

あなたが覚えたカード(ダイヤの8)が束の下の方にあった場合、8枚連続で並びませんが、その時は、1番上に折り返して並んでいます。あなたが覚えたカードが束の1番下にあった場合は、束の1番上のカードが、相手の電話番号の最初の数字になり、8枚連続で並んでいます。

これで最初に聞いておいた上3桁の数字と組み合わせて、相手の電話番号が分かります。

手順9

「あなたの携帯番号が分かりました。」

まず、相手から見えないように1枚の紙に、相手の携帯番号を書き、「あっ、これじゃないな」と言ってポケットにしまい、次に、別の紙に「あなたの携帯番号」を書いて相手に見せる。

「あなたの携帯番号はこれじゃありませんか?」

相手は、当然、違うと答える。

「あれっ?おかしいな。今日は調子が悪いみたいです。ごめんなさい・・・。」

ここで一旦、終了し、あなたはトイレに行くと言って席を外す。見えないところで、ポケットにしまったメモを見て、あなたの携帯電話から相手に電話をかける。

呼び出し音が鳴ったら、電話を耳に当てたまま席に戻り、「ほら、スマホが鳴ってるよ。」

間違えるとマヌケなので、電話番号をメモする方法にしましたが、記憶力に自信があれば、暗記して行った方がスマートです。

●ポイント

手順8で、相手の電話番号が分かった時点で、その場で電話をかけても構いませんが、サッカートリック(1度失敗したように見せかける演出)を使うことで、驚きが倍増します。

8ケタの誕生日(西暦+誕生日)で行うこともできますが、同じカードを5枚以上使う場合が出てくるので(例:2000/06/02)、その場合はジョーカーを足りないカードの代わりとして使ってください。

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